【次回例会・作品紹介】
第1回鶴屋南北戯曲賞受賞
テアトル・エコー ら抜きの殺意 
いつの時代だって、
若者の言葉は"乱れて”いた。
いつの時代だって、
それを許せないオトナがいた。
「超マジなオヤジ」VS「ら按き言葉男」
の笑止千万バトル・ロイヤル!

●スタッフ
作・演出=永井愛美術=島次郎/照明=中川隆一
衣装=竹原典子/音響=深川定次/舞台監督=小山博道/制作=明石誠

●キャスト

出演=安原義人,雨欄咲木子,熊倉一雄,落合弘治,吉川亜紀子,藤原堅一
後藤敦,牧野和子,山下啓介
    
●会員手帳から


●公演ビラから
「見れる」「来れる」「食べれる」・・・現代日本語の乱れの象徴としてよく話題になる”ら抜き言葉”。

熟年紳士の海老名氏も,この”ら抜き言葉”には何かと心を痛めていた。だが,とある事情のため,彼は”ら抜き言葉”を連発する若い男の部下として働くことになってしまう。そこには,敬語の使い方がメチャクチャな若い女の事務員もいた。

いちいち正していたら,とても仕事になりはしない。しかし,このまま黙認していると日本語が崩れていくようで,とうとう海老名氏は正しい日本語を守るべく立ち上がった。

その日から,職場の空気は一変する。特に”ら抜き男”と海老名氏の間には,殺意にも似たものが漂いはじめて―

新旧世代の葛藤をコミカルに描きながら,現代日本の言語状況に迫る知的コメディ。

●永井愛さんについて
1981年二兎社在創立。主な作・演出作品に「時の物置」、「パパのデモクラシー」(1995年度文化庁芸術祭大賞・二兎社)、「僕の東京日記」(1996年度紀伊國屋演劇賞個人賞)などがある。平成9年度芸術選奨文部大臣新人賞受賞。最近では「見よ,飛行機の高く飛べるを」が金沢市民劇場で上演された。
inserted by FC2 system