この度は『毒薬と老嬢』ではお世話になります。皆様がこの『毒薬と老嬢』のために様々な準備をして下さっている事、本当に感謝いたしております。ありがとう、ございます。 さて、『毒薬と老嬢』とは、ちょっと驚くようなタイトルですが、このお芝居は、ケーリー・グラントの出演した映画でも有名なスリラーコメディーの傑作です。私と淡路恵子さんが演じます姉妹が、訪れるお客様に特別のおもてなし?をするのですが、そのおもてなしとは…。その種明かしはご覧いただいてか.らにしたほうがよろしいでしょう。面白いお芝居です。ぜひご期待ください。 笑いは健康の秘諭といいますが、皆様と楽しい喜劇でお会いできることを楽しみにしております。 ●会員手帳 ニューヨーク・ブルックリンのかわいい老嬢姉妹は、町で評判の慈善家。訪ねてくる身寄りのない老人に施しをして帰していると噂されていたが…。 観客は、応接間のチェストの中の秘密と、殺人犯の登場でハラハラドキドキ。しかし老嬢二人はのんびりムードに大笑い。 ●公演ビラから ■狂気とブラックユーモアの世界を嫌味なく伝え、たっぷり笑わせる。(読売新聞87.5.18) ■常識を逆手に取る作劇法が秀逸。笑いも充分で好舞台に仕上がった。(毎日新聞87.5.21) ■現代の高年齢化社会の風刺を超えて幕が降りてからも笑いが腹の底に余韻となって残る。(産経新聞91.1.8) アビーとマーサの老姉妹は、ブルックリンの閑静な住宅街に住む、慈善家で人の良いおばあちゃま。同居人は自分を大統領だと思い込んでいる甥のテディ。二人は、屋敷の前の「部屋貸します」の貼紙を見て寂しいお年寄りが訪ねてくると、手作りのおいしい“ぽけ酒”でおもてなしをしていた。テディの弟で近々結婚することになっている劇評家のモーティマーも、このおばたちが大好きだ。しかし,居間のチェストの中で、彼は見てはならない秘密を見てしまう...。そこに殺人罪で逃走中のもう一人の甥、ジョナサンが久しぶりに帰ってきた。 ハラハラ,ドキドキの続、スリルたっぷりのストーリー、果たしてこのおばちゃま二人の秘密とは...? |