有馬稲子さんからのメッセージ おりんをもう一度やりたい。オーバーかもしれませんが 命がけです 木村光一さんからのメッセージ 乾ききった今の時代。それを救う為の「人問の信頼」と「愛の可能性」に希望が持てる芝居にしたい ●公演ビラから おりん(有馬稲子)は福井の貧村に生まれ、三才で全盲になったため、越後の、"高田組"に引き取られ三味線などの芸事を仕込まれ、瞽女として生きて行くさだめを背負うことになった。瞽女とは、盲目の女性たちが一座を組み、門付けなどをしながら地方を廻る旅芸人のことだ。おりんはある村の祭りの夜、若い衆に手込めにされ、座の掟破りとして追い出され"はなれ瞽女"として一人旅を強いられることになったのだつた。 時は大正末期。第一次大戦が終わり、不況が日本全土をおそった時代、女一人で生きて行くことは大変なことだったが、おりんには涙をはらう町るさがあった。ある夜、とある阿弥陀堂で男に襲われかけたおりんを助けてくれたのが岩淵平太郎(松山政路)。彼は、シベリア出兵を拒否した脱走兵、捕われれば死刑という身の男だったのだ。ひたすら平太郎を慕うおりんは彼とともに旅を続けるのだが...。 ●国内外を賞賛の嵐でつつんだ「はなれ瞽女おりん」待望の再演!! 《哀切の愛を演じる有鳥に磨き》 ■人みなが小賢しく、物知りげの世に、この愚かしさのなんと温かく心優しいことか。反戦や友情を包み込んで、大いなる人問愛を映し出した。(朝日新聞・大) 《女の哀れさと喜ぴ演じ切る》 ■人の世の過酷さと、人問のはかない美しさが見るものの胸に迫る。最底辺の視野からとらえた社会像という水上の視点はここにもあり、何よりも人間の心情の純粋さが光っている。(神戸新聞 阿部好一) 《涙をふり払うつよさ》 ■おりんの愛は、悲しみや、自者や、他者をこえて、つよい。人はそのようなつよくてあたたかいものに飢えている。つよくてあたたかいものは、涙をきびしくふりはらうことができるからである。涙を流すことではない、涙をふりはらうことが大切なのである。(東京新聞 長谷川龍生) 《尋常でない把握カをもつ日本演劇の感動的体験》 ■これは、私がこれまで見たもっとも驚くべき芝居の一つだ。そしてまた、疑いもなく最上の満足感をもって報いられ、感動させられるものの一つだ。(ジャーナル紙) 《大胆で柔軟な舞台》 ■有馬稲子のおりんは、自分を哀れむことなく“希望。を“諦め”に変え、フェリー二作品のジュリエッタ・マシーナのような元気さと言おうか、ブレヒトの『肝っ玉母さん』を彷彿させる。(ザ・タイムズ紙) ●はなれ瞽女おりん通信(6)から :松山さん,すばらしいお話ありがとう 松山さんの公演会の感想集です(機関紙掲載以外の分) ■松山さんの意気込みなどとても芝居に打ち込んでいらっしゃる事がわかりました。そして「一期一会」これからも沢山の芝居を観続けていきたいと思いました。 ■お芝居の現場に居られる方だからこその、裏話やエピソードを楽しく聞かせて下さり、有意義な一時を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。 ■この前は、おりんばかり観ていました。今回は平太郎にも注目したい。楽しみが増えました。 ■一期一会のすばらしさ、大切さをしみじみ聞かせていただき幸せでした。 ■市民劇場に入会以来、初めてこのような会に出席させて頂けた事、元気に楽しい一時を過ごせた事、本当に嬉しく、またこの様な機会があれば是非…-。公演前に役者さんにお会い出来る事はすばらしいことですね。二月の公演を楽しみにしています。 ■「おりん」を観る楽しみが大きくふくらんだ。松山政路さんのお話しは、とても、とても魅力的でした。手の動きも…!歌舞伎のミエを切ってほしいな、と思いましたが、ちよっと遠慮しました。 ■今日来て良かったです。松山政路さんに会えて、人聞性の暖かいお話に感動しました。 ■出席して良かったです。間近に拝見でき、お話しが聞けて、お芝居への熱意がしっかりと伝わって来ました。「おりん」ちゃんを観るのが楽しみですね。 年季の入った平太郎役を演じられる政路さんに、お芝居でであえる日が待ち遠しいです。 生の人問と人間との対話、その空間・時間をこれからも大切にして行きたいものです。 ■松山さんは、本当に役者の中の役者ということを痛感しました。一つの役を創るにも大変なご苦労が有ることを改めて 思い、心して又拝見したいと思います。お芝居は人生そのもの!元気で頑張らねば…という思いを頂きました。 |