この作品はシェイクスピア喜劇の中でも傑作といわれているものの一つで、この時期は四大悲劇『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』が書かれた円熟期でもあります。 船が難破し、双子の兄セバスチャン(内田)と離ればなれになったヴァイオラ(田野)は、異国の地イリリアに漂着する。身を守るために男装したヴァイオラは、伯爵家の令嬢オリヴィア(坪井)に想いを寄せる公爵(田中)に恋の使いとして仕える。しかしヴァイオラは公爵に恋をし、そしてオリヴィアは男装したヴァイオラに夢中になってしまう。伯爵家の執事マルヴォーリオ(堀越)、オリヴィアの叔父トウビー(若尾)や飲み友達のアンドルー(河内)、侍女のマライア(佐藤)や道化のフェステ(須田)を巻き込んで繰り広げられる喜劇の行方は… 恋あり笑いありの祝祭劇が、若手俳優の演奏によるロマンティック・ミュージカル・コメディーとなり、 21世紀、いま新しいシェイクスピアがはじまる。 |