三浦文学最後の大作 感動の舞台,今ここに! 戦争から平和へ、軍国主義から民主主義へ、敗戦を境に大き<変貌を遂げた「昭和」という時代。軍国少女であリ、軍国の小学校教師であった自分への深い慣りと幟悔。「教育」への限リない理想と情熱を、北森竜太の青春に託して書き上げた、三浦綾子の傑作。テレピ界で活躍中の作家、布勢博一氏がNHKでドラマ化した同名の小説を新たに舞台に甦らせ、青年劇場が総カをあげて、現代を生きる人々に問いかける。 ●ものがたり 昭和12年、師範学校を卒業したばかりの北森竜太は、北海道の小さな炭鉱町幌志内の小学校に新任教師として赴いた。「良心の尊さ」「人間の平等」を教えてくれた恩師、坂部久哉を理想の教師と仰ぎ、希望と情熱に撚えての出発であった。生きる希望を「教育」に求めながら、はげしく移り変わる「時代」に翻弄される竜太の苦悩を通して、昭和から現代、そして未来へと引き継がれるべき「平和」と「教育」の原点に迫ります・ ●感想文より 涙がとまらなくて仕方がありませんでした。人間の未来にも希望を失わずにすみそうな気がしました。(50代・女性) 長編小説をどう舞台化するのか関心がありましたが期待以上の出来でした。三浦綾子の意図したことがまさに劇的に伝わりました。(60代男性) あの時代背景であそこまで真っ直ぐ白分の良心を持って生きていくことができる人に感動しました。(20代女性・学生) 銃口」は常に私たちに向けられているのだ。昔、こういう事実があったということを今、思い出しておくべきだ。私も教師です。勇気をもらいました。(20代女性教師) しばらく席をたつことができませんでした。同じことをくり返してはならないと思うと同時に同じことをしてしまう人間が恐ろしいです。(匿名希望) 戦争は本当に嫌です。本当のことを自由に言える事の大切さを大事にしたいと思います。(60代・女性) |